自然と文化と人を、有機的に繋ぐ拠点
創業から受け継がれる工房の隣に、漆と世界をつなぐ拠点「Und.」をオープンしました。どなたもご自由にお立ち寄りください。
ABOUT
「Und.」(アンド)は、漆精製工房に隣接する事務所・倉庫をリノベーションしてオープンした、堤淺吉漆店のフラッグシップショップです。これまでに進めてきた「うるしのいっぽ」「BEYOND TRADITION」「工藝の森」などの活動をさらに充実・集約させるために、共感してくれる多くの仲間たちと共に、自然と暮らし、人と工芸を繋ぐ拠点として出発しました。
1F SHOP&GALLERY
職人や専門家のための漆芸道具と材料に加え、金継ぎや拭き漆の体験キットなど漆を身近に感じられる商品も販売。またサーフボードやスケートボード、自転車などの塗装の受注が可能な工房も併設しています。
各種漆・刷毛・筆・ヘラ・砥石・顔料・金属粉・木地など、漆芸に必要なあらゆる材料・道具を取り揃えています。金継ぎ・拭き漆・漆塗りの体験キットが揃うDIYコーナーも設置しています。
3F WORKSPACE
若手職人の創作のための工房、そしてワークショップやイベントを開催するスタジオ。その他、漆芸を中心に、京都の工芸を繋ぐためのコンシェルジュ機能として、京都の文化を体感できる様々な企画も実施予定です。
オープンキッチンやテラスも備えたフリースペースでは、漆や工芸に関する企画を中心に、イベントやワークショップ、各種教室を開催しています。
温度湿度がコントロール出来る、特注の漆乾燥ムロを設置した漆芸工房も併設。漆芸家を目指す若手作家が、技術を磨く場所として活用しています。
FACTORY
Und.のビルの隣には、堤淺吉漆店の工房があります。ここは、明治から連綿と続いてきた、わたしたちの技術や家族の思い出が詰まった、堤淺吉漆店の「心臓」とも言える場所です。元々、工房に立ち入ることはもちろん、中を覗くことも、非常に限られた人にしか許可されていませんでした。しかし、漆文化を広げるために活動するなかで、工房ももう少しオープンにしていくべきではないかという考えに至り、現在はガラス越しではありますが、作業の様子を外から見ていただくことが可能になっています。立ち入っての見学は一般には行っておりませんが、ご相談の内容によっては開放させていただくケースもございますので、ご希望の方はお問い合わせください。
Und.の施工には、堤淺吉の社員だけではなく、作家や職人など各分野のプロフェッショナル、そして多くの仲間や友人が関わってくれました。